和尚のひとりごと ”仏と神の出会い”
日本列島、
シルバーウィークと呼ばれる連休が始まっております。
気候的にもとても穏やかな時期、
お天気さえ恵まれたならとてもいい時間が過ごせることでしょう。
ニュースを見ておりますと行楽地へと向かう車の行列、
渋滞が映し出されております。
目的地は逃げることありませんので、
残りの三日間もじゅうぶんお楽しみ下さい。
さて、
この連休は、ちょうど秋のお彼岸と重なっております。
本日、
二十日は秋の彼岸の入り、
西光寺の境内も、
きれいなお花をかかえて
お墓参りに訪れて下さるみなさまで賑わいました。
普段お目にかかることのないみなさまが多く、
この連休を利用して
ご縁あるお墓に足をのばされているのでしょうか。
東京からも数組のみなさまが訪れて下さり、
久しぶりにお顔を拝することができました。
お元気そうな笑顔でお話しになるお姿に、
とても心が温かくなる思いがいたしました。
お参りされますみなさまにとっても
お彼岸のお参りとは心が浄く休まる時間、
と同時に私にとっても
みなさまがお元気にお参りされますお姿に、
心が明るく笑顔になれるご利益をいただいている、
そんな時間です。
ということで、
私のお彼岸のご利益は…お互いに元気に会えてよかった、
その気持ちが生み出す自然の笑顔です。
また、
日曜日の今日、
縁結びのお参りに訪れて下さったお嬢さんたちが、
縁側でランチをされているお姿にも、
とても笑顔の花が咲き、
楽しさであふれておりました。
旧東海道見付宿にあります見付天神社。
その大祭が昨日の土曜日、
19日から本日の20日まで、
二日間にわたって執り行われました。
勇ましい裸の男衆が練り歩く有名なお祭りですが、
数分間だけ西光寺の境内において練りがおこなわれます。
一年に一度、
仏と神の出会いです。
裸祭りのとき、境内の一部をお貸ししております。
お寺が神社の神事、
お祭りに加わっているということではありませんが、
このときだけは本堂まで、
その裸の氏子たちの声が響きわたります。
『仏と神の出会い』
これも私なりには見所と思っております。
そして毎年、
その様子を微笑ましく見ている私です。
お祭りも終わり、
お彼岸もあと数日、
本格的な秋の足音が聞こえはじめている境内です…和尚のひとりごとでした。
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