和尚のひとりごと ”それいい感じです”
久しぶりの青空が広がる空模様、
梅雨のひとときが去ったような一日となりました。
7月のお盆がはじまり、
今月のお盆をお迎えになりますお家へ伺い、
毎日のようにお経を勤めさせていただいております。
毎年のことながら、
一年の時間が過ぎる早さを感じております。
7月が終わりますと、
いよいよ日本全国、8月のお盆を迎えます。
地方をふくめ、
各地でお盆の行事がお勤めされます。
西光寺がございます旧宿場町の見付も8月のお盆、
今月の軒数以上のお家を、
15日間かけてまわらせていただきます。
子どもたちも夏休みに入り、
よく大人のみなさまといっしょにお経の席に座っておられます。
その後ろ姿を眺めながら
ご先祖さまへの畏敬の念を養っていかれるのでしょう。
それは、
とてもいいことだと思います。
小さなお子さまがおられる方がお盆らしくて、
盛夏のなか汗を流しながら伺う楽しみがあります。
さて、
最近よく思うことは、
昔のやり方に固執する必要はないだろうということ、
変えようとする私がおります。
前はそうではなかったのに…
そんなふうに聞かれることもありますが、
気にはいたしません。
変化も必要、
大事な芯さえわかっていたなら、
その枝葉が毎年、新しい新芽をのばすが如く、
変えてみることも新鮮さがあって、
なかなか楽しいものです。
先ほどのお盆の話ではないですが、
変えることによって自分自身が
この年齢でもいい意味で養われている気がするんです。
「いい大人なのに」
と言われてしまいそうですが、
生きる楽しさや、
仕事のおもしろさを生みだす変化なら
どんどんとやってみたいと思います。
結論を言うなら、
自分自身そのものを変えてみたいという心になっております。
どれだけバージョンアップ、
モデルチェンジができるかはこれからですが、
確かに数年前の私は、いまここにおりません。
自分の意思と考え、
心にたずねた答えに正直、行動しております。
見た目のちょいワルだって大いに結構。
もともと異端児の和尚、
一人くらいいても、
仏さまはバチをお与えにならないでしょう、
そう思うことにいたしました。
和尚さんに見えない和尚さん、
そう見られること…それいい感じです。
.今週もかわいらしい小学生のみなさまが訪れて下さり、
和尚さんへの質問をたくさんいただきました。
お一人お一人にお答えをして、
お寺のご説明、
子どもたちにいま伝えたい、
大切な私の思いをお話しさせていただきました。
異端児でも子ども好きの和尚なんです…和尚のひとりごとでした。
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