西光寺のブログ

７月のお盆の月にはいりました。

日本各地、

この月にお盆をお迎えになりますお寺さまの和尚さまたちが、

それぞれのご縁がありますお宅を訪れ、

ご先祖さまのご供養をお勤めになります。

地方によっては、

８月のお盆の地域が一番多いと思うのですが、

都会など街の方は７月が多いように思えます。

西光寺がございます静岡県の遠州地方は、

７月と８月の両方に分かれております。

政令指定都市の浜松市などの中心地は、

７月のお盆が一般的となっております。

西光寺がございます磐田市も両方のお盆があり、

今日から浜松市内のお宅、磐田市内のお宅、

７月のお盆月をお迎えのお宅をまわってのご供養がはじまりました。

今月の１５日が済みますまで、

毎日少しずつお経に歩いてまいります。

８月の炎天下を思いますと暑さも若干は助かりますが、

梅雨明け前の季節、

蒸し暑さで身体がこたえる日も時々ございます。

今月より来月の８月のほうが、

まわらせていただきます軒数も数倍の違いがありますので、

暑さに耐える本当の修行は,

まだまだこれからです。

一年に一度、

それぞれのお家でいろいろなお話をさせていただきますが、

今日訪れましたお家のうち、

二軒の方から

「和尚さんのお顔、昨年より少しふっくらされましたね」

とお話になりました。

体重を落としてきて、

この時期にリバウンドかな…と思いましたが、

「そのぐらいのふっくらさがあったほうが、健康的でいいですよ」

とお言葉をいただきました。

確かに一番体重を落とした数値から数キロ増えておりますが、

気にしないことにしました。

戻ってしまうことも生きているということ、

ほぼ日課になっておりますランニングの負担になっていなければ、

地道に調整すればいいと、

以外と楽観的な私です。

あまりにも見た目の様子を落としすぎましたから、

ほぼ病人のようなイメージでご覧になるみなさまが多く、

心配してのお言葉、

顔がふっくらしてきても、

その方が見た目の健康さが伝わって私たちも安心という、

お目にかかりますみなさまの優しさだと思います。

そのような優しさで迎えて下さるみなさまとのご縁、

とても感謝です。

来月まで軒数は大変ですが、

温かさや優しさに出会える二ヶ月間でもありますので、

大変さを喜びに代えてまわりたいと思います。

今日、

訪れたお家のお庭で千両が雨に濡れて揺れておりました。

よく見ると冬の赤い実の準備、

盛夏を前に小さな小さな実をつけております。

お寺に戻って中庭の千両を見てみますと、

西光寺の千両も赤ちゃんの実を抱いておりました。

自然はしっかりと夏の時期に冬支度、

「いや～たいしたものです」

またひとつ自然から学ばせていただいた雨の夕方です…和尚のひとりごとでした。