和尚のひとりごと ”いいね1000人”
目が覚めた時間には、
雨も上がり、曇り空が広がる境内でした。
しばらくして再び雨がぱらついては来ましたが、
そのあとは、
やぶれた空から降ることもなく、
曇り空の一日となりました。
週末の入り口の金曜日ではありますが、
平日でもありますのでお参りの方も少ないと思っておりました。
でも、
ありがたいことに縁結びのお参りに初めて訪れて下さった
静岡市のお嬢さんお二人をはじめ、
ここを知って心ゆったりされておられるお嬢さんなど、
境内で過ごされるお姿に心から感謝を申し上げます。
さて、
仏教では布施という言葉がありますが、
一般的にはお寺さまに納めさせていただく
お経の代金という意味合いが、
みなさまにもおなじみでは無いでしょうか。
もちろん間違いではありませんが、
お経によって得られた安らぎに対する志(こころざし)を
金額に代えて納めさせていただくものだということを
つけ加えさせていただきます。
それには金額の決まりはありません。
ご本人が得た心の安らぎ、癒やし、安心感を金額に表すものですから、
素直な気持ちでお出しになるとよろしいと思います。
神社仏閣に参拝のおり、
納めるお賽銭の一枚一枚、みな同じです。
「今日はありがとうございました、
おかげさまで心ゆったりとお参りができました」
と手をあわせて下されば、
それがお気持ち、仏さまへの感謝を表す真心のお姿であると思います。
これからもそのようなお心で神社仏閣にお参り下さい。
少しお布施を話題にしてひとりごとを書かせていただきましたが、
お布施にも金銭ばかりでなく、
広い広い意味合いがあります。
第三者に手をさしのべたり、
贈り物をされたり、
誰でも日常生活のなかでめぐり会う行為や、
行動すべてがお布施という世界に含まれると思います。
傷ついた方へ労りの言葉を、
落ちこんでいる方へ笑顔を、
みなさまも普段の生活のなかで、
お布施という修行を日々積み重ねておられます。
私は、
それがあなたの価値を向上させる
大切なもののひとつであると思います。
見返りなど求めない
ただお相手を思う純粋な心でお布施という修行を続けて下されば、
きっと人としての向上、
いい人生を歩まれていくのではないかと信じております。
今日、
訪れて下さった方とのちょっとしたお話も言葉のお布施、
どれだけのことを
限られた言葉の数で伝えることができたかは、
私自身わかりませんが、
笑顔のお布施を合わせて心のお接待、
その修行がまだまだ続いていくことでしょう。
話は変わりますが、
私が管理しておりますお寺のフェイスブックページ、
今日、
『いいね』
の数が1000人となりました。
『いいね』の数を集めることだけが本来の目的ではありませんが、
ひとつの節目としてとらえさせていただきました。
この『いいね』ひとつから広がる世界、
よく理解しておりませんが、
詳しい方がおられましたなら、
フェイスブックページの『いいね』が意味するところをお教え下さいませ。
本業を離れた普段の世界では、
和尚も経験、チャレンジそのものすべてが修行、
みなさまと同じ立場です。
知らないこともたくさんあります、
また時には、
それを理解する必要もあります。
お寺でお目にかかれるご縁がありましたなら、
フェイスブックをはじめ、お話の話題に入れて下さいませ。
私にとって知らない世界のお話、それも楽しいものですから。
自分自身のためというより、
“こんなお寺もあるんやで”
その気持ちでおりますので、
もっともっと情報が広がるきっかけ、方法をお教え下さい。
いいね1000人のみなさま、ありがとうございます…和尚のひとりごとでした。
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