西光寺のブログ

五月にはいり、

穏やかな連休が刻まれていきます。

勇壮な浜松祭りの便りもとどき、

ようやく

規制のない普段のお祭りが帰ってきたと、

参加されております

みなさまも

熱く楽しんでおられるのではないでしょうか。

賑やかさと言えば、

私も磐田大祭りを終えて、

ようやく、

頭のなかは、

物語の作成と演技指導から離れて、

少しの間だけ

無にしながら

この長い数日間の時間を過ごしております。

今回の磐田大祭り、

遠州大名行列の背景は葵使。

京の都より

護衛にあたる丹波国篠山藩のお殿さま。

駿府へと向かう途中、

徳川家康公とゆかりが深い見付宿ということで、

特別に

上賀茂神社の神域に育つ植物、

二葉葵を

上賀茂神社よりお着きの葵使いさまより

献上されるという物語。

そして、

その献上の先が…

中泉村の府八幡宮と見付村の西光寺に決まり、

その献上の場面が

中央ステージで演じられるという

脚本とシナリオで考えましたお芝居も、

たくさんのみなさまに

内容と歴史史実が融合し、

フィクションとしてとてもよかったと

お褒めをいただきました。

ふりかえりますと

十作以上書いてまいりました…

その都度テーマがちがうあらすじと物語。

「よく書けますね」と尋ねられますが、

今回も過去の作品と同じ、

物語全体の場面が頭のなかに映しだされて、

どんどん場面が変わっていく

ひらめきが訪れた瞬間、

一気にあらすじと

登場人物の設定を書きあげてまいります。

 

今回は、

お芝居の練習と

セリフ合わせがそこまで近づいてきた

二週間前にようやく、

ひらめきがあり、

登場人物ごとのセリフまで作りあげました。

内心、

間に合うかと、

まわりのひとたちにも

「ひらめきが無くてね」と答えておりましたので、

どんどん

湧いてでてきます情景を文字で表し、

その瞬間瞬間の人物の様子を

その物語で交わされる会話のなかで

描いていくという一文字一文字を

キーボードで打ちこみながら完成させる過程は、

遠州大名行列に参加されます

みなさまに行列の指導をすると同時、

平行にこなしていくたいへんさがございます。

この遠州大名行列の監督のお役目、

そろそろ

お若い方に…

ゆずるべき時が来ているとは思うのですが、

この毎年のテーマで書きあげ

作りあげていくフィクションの物語を創作…

できる人がまだ目の前に現れて下さらない現実に、

きっとどこかに

おられるのだろうと思うのですが、

数ヶ月にわたってつづけられる

大名行列の指導の責任者を兼任するこのポジション、

やってみたいと手をあげてくださる方は、

我こそはと、

まずは、

一番下のポジションからはじめてみませんか…。

下から見てこそやがては、

上から全体が見わたせるもの。

私が書きあげます

シナリオのようにはいきませんが、

そのうち監督のお役の登場人物は、

現れてくださるでしょうかね。

みなさま、

連休の後半もお楽しみ下さいませ。

実際に

西光寺の歴代徳川家お位牌へ

上賀茂神社さまより献上を賜りました二葉葵、

西光寺の聖域、

地に植えていこうと支度をしておりますが、

本家の上賀茂神社さまの聖域では、

たくさん自然にありました

自生の葵が気候変化ですべて無くなり、

創建時から葵とのつながりを

深く刻んでこられました昔の面影も…

いまは神域に無し。

府八幡宮さまにも献上されましたので、

寺院と神社のチャレンジ。

京の都より贈られました

二葉葵の自然界復活を、

京より遠く離れた徳川家康公ゆかりの地、

遠江国中泉村の府八幡宮神域、

見付村の西光寺聖域にて、

お互いに広げていきたいものです。

なかなか育てる環境と管理に

神経を配らなければなりませんが、

あとは、

葵そのものがこの地をえらび、

根をはることをえらんでくれるかどうか。

それがほんとうの…

上賀茂神社さまとの結びつきのはじまりですね。

そして…

今回もお芝居に

俳優として出演していただきました…

磐田市長、草地博昭さま、

上賀茂神社権禰宜、神山拓也さま、

府八幡宮宮司、幡鎌繁さま、

磐田市教育長、山本敏治さま、

城山中学校長、大根富木さま、

磐田北小学校長、吉村康宏さま、

前磐田市教育長、村松啓至さま…

ありがとうございました…和尚のひとりごとでした。