西光寺
時宗 東福山 西光寺
時宗 東福山 西光寺

Saikouji Blog

和尚のひとりごと ”ともあり遠方よりきたる”

日曜日、

境内の木々を揺らす風はありましたが、

梅雨空にしてはお天気上々、心地よく過ごせた一日でした。

さて私たち仏教の宗派は、日本国内にたくさんあります。

お忙しいなか、

私のひとりごとを読んでいただいております、

とってもありがたい、

感謝をお伝えしなければならないみなさまも、

仏教と関わりをお持ちでありますなら、

大きい小さい、

有名無名に限らず、どこかの宗派とご縁がおありだと思います。

各宗派には、

その教えの中心として信者さまはもちろんのこと、

そこにたずさわる僧侶のみなさまのよりどころとして、

最高位の和尚さまがおられます。

宗派によって名称、呼び方が違いますが、

私のお寺の時宗(じしゅう)では管長(かんちょう)とお呼びします。

この管長も代々変わっていくものではありますが、

それはとてつもない重責をおうことでもあります。

晴れやかな気持ちでのトップではありません。

やがて訪れるであろう先の時代を読み、

その時代にあった新しい取り組み、布教、魅力を

作り上げていかなければなりません。

とくに現代は心の時代、

ポカンと空いた心の空白をいかに豊かなもの、

希望を芽生えさせるものに導くことができるか、

そのような立場を担う人たちのなかに僧侶もはいると思うのです。

これからの時代を思いますと、

ある程度の年齢から下のお若いみなさまの心のよりどころとなれるかが、

大きな課題であると思うのです。

そこには、

やはり若者の気持ち、求めるものが理解できるかがカギを握るものと思います。

しかし、

管長といいますと、それなりの経験、見識、位が重要視され、

ご年配の方々が多いのは致し方ないことではあります。

そのようなお立場であっても若い心でみなさまを導いて下さることでしょう。

そのなかにあって、

浄土真宗本願寺派の管長さまが新しく就任されたそうです。

聞くところによると三十歳代、お若い管長さまです。

宗派は違えど、

お若い方々の心のなかに仏さまの心が宿るきっかけとなるなら、

それはとても良いことだと思うのです。

さて、

今日も縁結びのお参りで数組のみなさまがお越しです。

それぞれ胸に秘めた願い事を残してお帰りになりました。

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しばらく過ごしておられたお嬢さまたちもおられたりと、

お若いみなさまの心のよりどころのひとつとして、

とても微力ではありますが、お力添えをしていきたいと思います。

開放という、

どこのお寺さまでもできることではありますが、

できることからはじめてみる、それでいいと思う私です。

今日は遠方より知り合い…というよりいままでお目にかかったことはありませんが、

ネットのつながりで存じ上げておりますご友人が訪れて下さいました。

縁結びのお参りにいってみたいというお友だちをお連れなって寄って下さいました。

ここに到着されるまでちょっとトラブルもございましたが、

それはかえって記憶に残る一日として、

ここを訪れたことを心に刻むことができたでしょう、

お身体は無事に到着され、なによりでした。

いいほうに考えることにいたしましょう。

ネットのなかだけ、顔も見たこともない、

そんな世界があたりまえのように結ばれていきますが、

その結びつきをご縁にして、

ここを知り、いままで実際に訪れお目にかかれたみなさまは、

ご縁の深い方というか、

西光寺の仏さまに呼ばれて顔を合わせるのだと思うのです。

梅雨の晴れ間の日曜日、

今日は、ご遠方よりお二人が、ネットのつながりからそのご縁を結んで下さいました。

友あり遠方より来たる…和尚のひとりごとでした。

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