西光寺のブログ

美しい初日の出から、

新しい年が動きはじめました。

お日さまが眺められるところには、

早朝にもかかわらず、

近くに住むひとたちが

その瞬間に立ち会おうと

お見えになっておりました。

ゆっくりと昇るその風景の変化は、

見るひとたちに期待をふくらませ、

一筋の光の道が見えたとき、

なにを祈り、

どんな感動があったことでしょう。

縁結び・恋愛成就パワースポット

西光寺の山門も、

三百六十五日の初日の朝日に照らされて、

紫の揺れる様子に、

風たちの喜びを重ねていた私です。

そんな、

西光寺へも

何組もの方々が朝からお墓参りへと。

初日の出のお役目を済ませて、

しっかりと

空の自由さと遊ぶ

そのお日さまの明かりに浮かびあがる…

朝一番の静かな姿は、

なにか清々しさに

誇らしげな姿をあらわしておりました。

ひととは、

見なれた風景に

実は学ぶことが多いものです。

我が人生に、

あなたの人生に照らす明かりは、

だれかのささえであり、

やさしさであり、

言葉であり。

そしてまた、

私自身も

その明かりをだれかのために照らせる

一年でありたいものです。

今日から一日一日、

三百六十五ページの物語がはじまりました。

新しい物語から続編まで、

ひとそれぞれに

シナリオがあり脚色もあるでしょう。

他人まかせで生かされ動かされる一年より、

私が望み描いた

世界にひとつのオリジナルで生きてみたい。

そんなことを思ってしまうのが…

元旦ということでしょうかね。

だれもがすべて

願いのままにとはいきませんが、

自分自身が決めた

人生の大筋や粗筋の予定くらいは、

まず一年分…

自由に筆を走らせてもいいですよね、

それもまた元旦の良さだと思うんです。

このお正月、

一月三日に故郷の用事で

湖国滋賀県にもどる予定でしたが、

日にちの変更がございましたので、

この三ヶ日は、

どこかにでかける予定もなく、

お寺で過ごしているであろう…

大筋の私なのです。

そして、

本年も自由なひとりごと、

はじまりの私です…和尚のひとりごとでした。