西光寺のブログ

お正月の青空も三日目を迎え、

寒さも落ちついている境内です。

天気予報によると、

このあと寒さが訪れて、

本格的な冬の季節に

街をつつみこむのかもしれません。

年が明けて

三日目ともなれば、

みなさま、

お出かけ先からもどって、

ゆっくり

カラダを休めておられることでしょう。

世間では、

明日から

お仕事をスタートされます

みなさまも多いでしょう。

今週、

残りの数日を、

お正月気分から日常へ切りかえながら、

リセットできたのなら

週末の連休もまた楽しい時間になりそうで、

ウキウキと冬を楽しみながら

白い季節を満喫してほしいと思います。

さて、

そんな感じですから、

今日の西光寺も

静かな時間が刻まれております。

訪れる方も少なく、

お墓参りのお姿もお見かけいたしません。

ひとあしお先、

ここには、

日常が帰ってきたようです。

こんなゆっくりとした一日は、

わたしもゆっくりと本堂に座り、

わたしの時間を過ごそうと思います。

昔々なら

初詣や故郷への帰省をしておりましたこの時期、

ふと思いだしながら

懐かしい

琵琶湖の景色を思いうかべております。

おや、

その瞬間、

風が風の楽器を揺らし響かせてくれました。

遠く離れた故郷の便りを

はこんでくれたのでしょうか。

やさしい音階に

寄せては返す琵琶湖の波の音を重ねて、

ゆったり過ごす私です。

いま、

本堂に流れるBGMがナイスタイミング、

故郷-ふるさとが聞こえてまいりました。

境内のすべて、

私を思ってくれているようです。

時には、

こんな風に

不思議な瞬間にも

やさしさを感じられる私でありたいと思います。

なぜなら、

それが私、

それを忘れてしまえば、

この聖域と

友だちになれないと信じているからです。

私と遊ぶ私…

新年を迎え、

今年の所信としておきましょうかね。

ここそのものが友だち、

だから

もっともっと名をあげ

広めてあげるお手伝いをしてあげましょう。

それもまた

住職たる…あるべき姿なのですから。

今日は、

箱根駅伝の復路、

学生さんたちも

タスキをつなげようとがんばっておられます。

日本全国の和尚さまへ、

走らずとも

自分のお寺を

だれよりもうれしいと思える…

今年もトップランナーでないとね。

そのタスキ…

堂々と…師匠として

跡とりさんにわたせるように…和尚のひとりごとでした。