和尚のひとりごと “現在(いま)の私になって…”
本堂に響きわたる
「五番街のマリーへ」を聴きながら
ひとりごとをしたためております。
いつもいつも
いまのことを綴っていくこと、
言葉がどんどんあふれてきて
書き残したいと思うのですが、
ときには、
この曲のように
昔を思いだしながら
ただ座っている本堂の心地よさも、
とてもいいと思うのです。
さて、
五月も進んで折りかえしを迎えました。
晴れ間に恵まれましたなら
予定通り
月末に開催されます…
第二十回…磐田大祭り・遠州大名行列・舞車。
練習は、
二回と少ないですが、
初日の大名行列の練習では、
真剣さが伝わり、
けっして
仮装行列ではないという
私たち指導者の思いを受けとめて下さった
姿勢がとてもありがたいと思いました。
今夜は…二回目の練習日で、
そして本番前の最終練習。
わずか
二回の練習で江戸時代をつくり出す
大変さはありますが、
それもまた、
楽しさに代える心でやり終えたいと思います。
雨が多い五月、
今日も見あげた空に
雲がひろがっておりますが、
ときおり
お日さまが顔をだして挨拶をしております。
風は静かに眠り、
本堂を駆けめぐる
悪戯坊主たちはおやすみのようです。
その空間に漂う透明感が大好きで、
私は今日もまた
朝から本堂に座っているのです。
多少、
朝からのBGMは古さがありますが、
昔を思いだす魔法は、
このMelodyにひそんでいて、
そっと生きてきました
六十一年のどこかへ導く、
過去の扉をひらいてくれるんですよね。
おや、
音楽も「いちご白書」をもう一度…に変わりました。
ますます
わたしだけのメモリーを呼び起こして、
ゆるやかな笑顔で過ごしていた
私に会わせてくれます。
さてさて、
お仕事の時間が近づいてまいりました。
現在(いま)の私になって…
さあ、こころをこめてお経です…和尚のひとりごとでした。
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