和尚のひとりごと “大人の時間を楽しんでおられました”
お日さまがやさしく昇り、
穏やかな
日曜日がはじまりました。
お参りのひとたちを迎える支度をしておりますと、
足下から伝わる
お寺の冷えきった床板、
独特の冷たさを感じながらのはじまりです。
昔、
冬の京都をひとり旅したとき、
訪れたお寺の寒さと冷たさを思いだす、
そんなひとときです。
先日の京都も
雪景色につつまれておりましたが、
私も本当の京都の良さは…
冬の季節と思い、
白色に染まった
お寺に残してきた足跡を懐かしく思いだされます。
さて、
新型コロナウイルス、
オミクロン株による感染拡大が止まらず、
日本各地で
蔓延防止等重点措置が実施されております。
すでにはじまった
都道府県を追いかけるように、
つぎからつぎ、
政府に要請をおこなう
新たな地方が増えてまいりました。
どこは危なくて、
どこは安全と言っては…おられない日本列島、
感染者数がピークアウトする
その日まで数週間、
不自由な生活と
我慢を強いやられる時間がつづいていきます。
夕べは、
知人に誘われ
懇親会に出てまいりましたが、
静岡県も週明けには、
蔓延防止等重点措置が実施されることになりますので、
夜のお店の時間要請等、
お酒を飲みにでかけることも
自粛の雰囲気になってまいりますので、
しばらく居酒屋さん、
割烹料理店さんなど、
休業のお店も増えてくるのかもしれません。
もともと、
ひとの賑やかさも遠のいていたところに
ふたたび
静岡県からの要請、
足音が消えた飲食店の並ぶ路地に、
より一層、
寒さ厳しい冬の風が通りすぎていくのでしょうか。
明けない夜はありませんが、
明けない夜をいくつも数えて、
早く春の訪れを心から喜びあえる、
安心のそのときを
待ちつづけることにいたしましょう。
夕べ、
懇親会に向かう前、
馴染みのお店に少し早め、
蔓延防止等重点措置を
乗り越えられることを祈念して、
陣中見舞いのシャンパンをとどけてまいりました。
これも私ができる、
私なりの応援。
やっぱり、
常連と呼ばれるお店は、
大切にしたいですからね。
ひとりででかけて、
ひとりでカウンター。
その大人の温もりが…やっぱり好きなんです。
まわりの男性陣も、
お姉さんの同伴で、
大人の時間を楽しんでおられました。
時間の制限がはじまる…その前に…和尚のひとりごとでした。
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