和尚のひとりごと “未来予想図にしたためていく…ダイアリーなのです”
十月の週末、
日曜日もいいお天気になりました。
朝焼けとともに気温も上昇し、
薄い雲を通りぬけてきた
光が街中をつつみこんで、
瓦屋根に輝く
銀色の美しさを贈りとどけております。
さて、
夕べは、
夜の街が好きなひとたちに
遅れをとらないようにと、
私も夜の街へと出かけてきました。
やっぱり、
思った通り、
ひとが動きだして、
ネオン輝く歩道に人影が映っておりました。
お店に来ませんかと、
声をかけるキャバクラの店員たち。
硝子越しには、
楽しそうに
お酒を酌み交わすひとの笑顔がひろがり、
ずっと
待っていた時間を
気の合った仲間たちと過ごす、
『心地よさ』という文字がお店全体に
浮かんでいるような風景でした。
まあ、
私もその影のひとつになって、
ひとりの時間を…
カウンターで過ごしてまいりました。
お店のひとに尋ねると、
『ようやく迎えることができました、
四十日以上、
どうしようかと思いながらお店を休みにしていた』と。
この言葉が
それぞれのお店を代表しているように、
帰ってきたひとの流れに
安堵された土曜日の夜であったでしょう。
このまま、
年末年始、
この時間で過ぎていくように願いたい私です。
あと何店舗か、
まだ馴染みのお店が残っておりますので、
ゆったりと
夜の世界に沈みゆく私の時間が待っている…
神無月の誘いなのです。
さて、
そろそろ、
来週あたり、
印刷を頼んであります
新しい名刺がとどく頃ではないかなと思うのです。
もっともっと
大きな世界にはいりこんで
私をひろめる機会。
それがどうこうではないのですが、
仕事につなげたいという欲は捨てて、
まずは、
その世界を
自らが楽しめる私でありたいと思います。
大都会の景色は、
誘惑も多くて、
右を見ても
左を見ても
上を見ても
下を見ても、
ついつい
扉を開いてみたい…
まだ見ぬ
アンダーな世界もあるかもしれませんが、
その経験も値となり、
これからの十年間に
生かされる、
嬉しい…
私にとっての出来事のひとつひとつに
なると思うのです。
いままでも、
人に話せる経験や、
話せない経験、
たくさんのアンダーな世界で体験してきた
生きるという時間。
これからもそんな私でありたいですし、
その時間は、
この先、
けっして
無駄ではなかったという
証明を課せられてる私でもあるのです。
遊びのようで遊びではない、
すべての私を育んでくれる一分一秒、
揺りかごに委ねて眠るように、
安心して
運命の出来事にまかせられる
都会の摩天楼で…
あってほしいと願う私なのです。
大人として、
男として、
渋さと格好良さ、
魅力ある雰囲気。
これから歩む大都会のアスファルトが…
いろいろな道、
表通りに裏通り、
人目につかない暗き路地奥、
そして、
深き階段のつきあたりには、
なにが待っているでしょうか。
そのひとつひとつが紳士の品格を呼び、
地方では、
経験できない出会いときっかけに…
益々磨かれていく予定の…
私の今後十年…。
未来予想図にしたためていくダイアリーなのです…和尚のひとりごとでした。
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