西光寺のブログ

秋のお彼岸、

お中日を迎えました。

西光寺も朝から、

お墓参りに訪れる

ご縁あります方々で賑わっております。

空は薄曇りで涼やかに、

風の心地よさにカラダをあずけますと、

この季節の楽しみ方に気がつく、

こころ落ちついた

境内が目の前に広がっております。

今日から週末日曜日まで、

隣町の石材店さんの展示会もはじまり、

コツコツと石をたたくデモンストレーション、

石のお地蔵さまを制作されております。

昔は、

あたりまえのように響いていた音も、

いまは…

機械化されて音の種類も変わりました。

石…そのものが生みだす音は、

作業場を駆けていく機械音におしつぶされて、

御影が生みだす

自然の音階も遠くになりつつあります。

それが文明の開化というものかもしれませんが、

その陰では、

消えて無くなっていく

昔のあたりまえがあることを…

忘れてはいけませんね。

今日、

時間が許すのでしたなら、

普段

気にもしていない音に

耳をかたむけるお出かけもいいかもしれません。

その音ひとつひとつにも意味があり、

たかが音、されど音。

こころを満たしてくれる

メロディーが奏でられているのに、

いつもは気がつかない…日々の日常の生活。

そんな出会いの時間を求めて

出かけることにいたしますかね。

わたしを待っている…

こころの場所へ花束をとどけたあと、

その帰り道は、

自由なあなたで自由な道を。

きっと、

あなた自身も季節の音になって、

不自由な時間の街並みを眺めながら、

少しだけ

季節を駆けぬける楽しさを感じられるでしょう。

う～ん、やっぱり…

この季節がイイネ！とね…和尚のひとりごとでした。