和尚のひとりごと “あなたのこころを…ひとときの休憩場所にあずけてみるのは…如何でしょうか”
月曜日になりました。
今日は、
祝日でお休みの一日、
夜長月は、
どんな時間をはこんでくれるでしょうか。
そして、
今日から秋のお彼岸です。
月日が流れていくのは早いもので、
もう、
令和三年も秋のお彼岸を迎えます。
これで、
暑さ寒さも彼岸まで…
暑い季節の思い出を浮かべながら、
長い夜の時間を楽しんでみたいものです。
早朝から、
お墓参りのひとたちがつづいております。
それぞれが、
いろいろな思いを重ねて思いだす旅立ったひとたち。
普段は、
遠くの世界でお過ごしですが、
あそこを訪ねればお話しができる…
こころで話してこころで聞いて。
きっと、
あちらのみなさまも喜ばれることでしょう。
美しい花を支度いたしましょう。
そして、
澄んだお水を手向けましょう。
小さな煙にその気持ちを託して、
薫る心地よさに
向こう岸を思いますか。
なかなか移動ができない不自由さなら、
そこでも大丈夫。
思いだすことは、
場所と時をえらびません。
そうしたいこころが第一で…大切なのですから。
高い秋空に恵まれたなら、
きっと、
あちらこちら賑やかになることでしょう。
なんとなくなら目の前の存在は、
ただの御影石。
でも、
『よかった…ここに来られて』
…ならあのひとに見えてしまうから、
ほんとお墓とは不思議なものなのです。
こころの持ちようひとつで、
冷たい石となり、
温かな石となる。
あなたは、
目の前の墓石をどちらに感じますか、
それを確かめに、
今日から七日間のどこかで、
移動が許されるなら出かけてみますかね、
生かされている
日ごろの感謝をこめながら。
さて、
お彼岸の最後の日曜日、
西光寺では、
地元の石屋さんの展示会
“彩る石屋の展示会”、
毎月、
どこかで開催されている
移動マーケット
“空色マーケット”
が同時開催されます。
限られた時間のなか
楽しさが遠のいた今だからこそ、
身近なものに足をはこんで、
あなたのこころを…
ひとときの休憩場所にあずけてみるのは、
如何でしょうか…和尚のひとりごとでした。
コメント
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たかさん、
コメントをありがとうございます。お墓とは、
ただ単にご遺骨を収納する場所ではありません。そこに行けば、
会うことはできなかったけど、
たしかに、
私へ命をつなげて下さった人がおられたんだと、
その存在された証である
カラダを納められた場所であり、
心で会いに行く所です。お彼岸に限らず、
その気持ちを無くさず…
これからも
自身にとって温かい御影石でありますことを
願っております。和尚
冷たい石、温かい石のお言葉に心打たれました。
迷ったら、、
心が暖かくなる方へ
祖父母の墓参りに行ってきます。