和尚のひとりごと “あなたは如何ですか?”
梅雨明けの便りが聞こえはじめた七月後半。
七月のお盆も終わって、
御霊も遠くの彼の岸へとお帰りです。
つぎは、
八月にお盆を迎える御霊たちの順番、
帰り支度を整えて、
あのひとには…
これと…
お土産をえらんでおられる頃でしょうか。
けっして、
わたしたちには、
目に見えませんが、
そっと
残しておかれるたしかなお土産。
いただいたわたしたちは、
真心をこめて
『ありがとうございます』。
その一言があれば、
何処にいたって
感謝の思いを伝えることができます。
これから
お盆を迎えようとされているみなさま、
うれしくてうれしくて、
ただうれしい
お盆を迎えるようにいたしましょう。
暑い暑いばかりではなく、
こころの清涼剤のひとときを、
八月十三日から十五日は過ごすようにいたしましょう。
さて、
東京2020オリンピックの開会が近づいてまいりました。
無観客で、
いろいろな思いが錯綜する今回の大会。
歴史に残る出来事のひとつとして
記憶に刻まれていくことでしょう。
わたしの手元にあります入場チケット。
自転車競技(ロード)の文字が躍っております。
無観客となった会場のなか、
宮城県と静岡県、
ただ唯一と言っていいほど、
観客を迎えて開催される競技種目。
そのチケットを当選させていたという不思議さに、
より一層
ご縁を感じるわたしです。
“オリンピックは、テレビで観戦を”
という声が聞こえてくる環境のなか、
わたしは、
会場であります
富士スピードウエイへと足をはこびます。
御殿場駅からのシャトルバス、
その予約も終えて
あとは…当日を迎えるだけです。
もちろん、
新型コロナウイルスによる感染拡大の状況によっては、
無観客となる可能性もありますが、
それもまたご縁として受けとめ、
そこまで入場資格有りを得ていた運に
乾杯したいと思います。
青い空に流れる白い雲、
風景だけは変わらず、
富士の峰と
広大な草原が
世界のトップアスリートを迎えてくれることでしょう。
『来ないで』
『来てほしい』
そんな言葉より
日本人らしいおもてなしの言葉…『ありがとう』。
目に見えるひとたちへも、
目に見えないひとたちへも、
その一言があれば…
それでいいと思う私です。
あなたは如何ですか?…和尚のひとりごとでした。
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