和尚のひとりごと “泡の如く消えていく命の儚さに…”
七月にはいり、
七夜月の風がはこぶ期待感に
ウキウキしていた時節、
今日は、
静岡県内にふりつづいた大雨の被害が拡大し、
徐々にあきらかとなってまいりました。
予定なら、
本日、
先日の撮影風景が流れる磐田市特集も、
番組の内容が変更され、
大雨の情報と
災害の状況を伝える内容となりました。
西光寺にお見えになりました
ロケ担当のディレクターさんからも
放送の日程変更の連絡があり、
慌ただしい
局の様子が垣間見えた気がいたしました。
午後になって
静岡県西部地域は小雨となりましたが、
ときおり
雨音を激しく響かせる時間もあり、
まだまだ県内各地、
油断が許せない時間が過ぎてまいります。
さて、
その情報のひとつ、
熱海市で大規模な土砂崩れが発生。
土砂におしつぶされながら
流れていく家屋の様子が映像で流されました。
静岡県も
自衛隊に対して災害派遣を要請され、
災害発生現場では、
住人の安否確認と、
人命救助がはじまりつつあります。
それでも、
二次被害を考え、
雨がおさまり
安全が確認されるまでは、
動けないのかもしれません。
現在、
安否確認がとれておられない
みなさんの命が助かり、
無事でありますことを願います。
さて、
その大規模な土砂崩れが発生しました場所、
地域が“伊豆山”。
伊豆山といえば…伊豆山神社。
源頼朝と北条政子が愛を深めた
縁結びのナギの木でとても有名なパワースポットです。
本来なら
良いご縁を結ぶ聖域を近くに望む場所で、
今回は、
大変大きな災害の縁を結ぶことになりました。
普段は、
きっと緑に囲まれた傾斜地、
ゆったりとした山を背景にした…
住宅地であったのではと思います。
今回、
静岡県を中心として
雨雲が重なりつぎからつぎ。
川の水かさは増して、
あふれて冠水、
沼津では、
川沿いの家が流されていく場面など、
数日前の晴れ間からは想像できない、
思ってもみない、
『まさか』の出来事が起こってしまいました。
明日のことはだれもわからない、
泡の如く
消えていく命の儚さにこころから合掌して、
また今日を生きているわたしです…和尚のひとりごとでした。
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