西光寺
時宗 東福山 西光寺
時宗 東福山 西光寺

Saikouji Blog

和尚のひとりごと “ひとが生きるとは…それを探す…それぞれの旅なのかもしれません”

新しい週末を迎えて、

空模様は薄曇り。

“夏が近い”

と大空に描いていた文字も風に消されて、

まだまだ梅雨の季節、

『このあと潤いを送るよ』

と言いたげに、

水玉の精霊たちは、

西の方から

雨雲をはこんでくるのでしょうか。

そのお陰か、

過ごしやすい境内です。

通りすぎていく風も心地よく、

清かという言葉が似合う

静かさ漂う土曜日のひとときです。

さて、

今日は賑やかな西光寺。

週末になりますと、

いつものように

占いの先生が来られて、

悩み多きひとたちのお話に

耳をかたむけておられますが、

それにあわせて、

今日と明日、

東京から霊能者の安寿が来ております。

夜立ちで車を走らせて、

西光寺…

早朝一番乗りでやってまいりました。

IMG_8639

縁結びのパワースポットとして…認定した本人。

今回も

予約をされたひとたちが次から次へと訪れ、

なにやら相談事をされております。

霊能力をそなえて、

的確なアドバイスを仕事としておりますが、

今年にはいって、

これが二度目の来山。

今回の時間を終えると次回は、

年末になるようです。

不思議な力を信ずるも信じないも、

ひとのこころが決めることではありますが、

どうしても会いたいと

行動をもたれるひとは、

わらをもつかむ気持ちで

来られているのかもしれません。

その不思議な力を望んで

生まれてきたわけではないと思いますが、

まわりのひとたちとはちがう

その不思議な力に気がついたとき、

ナイショにするひともあれば、

密かなひともあるでしょう。

そして、

安寿のように

ひとのために役立つ存在になりたいと

修行を重ね、

目に見えない

摩訶不思議な力の研鑽に励み

“いま”があるひともいるということで、

いろいろな人生の選択があります。

そんな様子を眺めておりますと、

ひととは…

やっぱりなにか生まれてくる目的と

役目を背負って存在しているのだと思います。

そして、

ひとが生きるとは、

それを探す…

それぞれの旅なのかもしれませんね…和尚のひとりごとでした。

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