和尚のひとりごと “仏さま住むお家…手土産は…少々の小銭さえあれば…よいですよ”
六月にはいり、
ようやく
この季節感を味わえる景色となりました。
ひとときのお日さまは、
空高く隠れて、
輝いていた川の煌めきも
遠く海の先へと旅立っていったようです。
雨音が響きわたる境内、
緑色も鮮やかに染まって、
雨粒たちのすべり台になっております。
雨のお寺で雨を知り、
知った雨の音でこころの静かさを訪ねる。
そんな
お寺参りの極意に到達できたのなら、
あなたも…
もっともっと
お寺が大好きになれると思います。
忌み嫌われるところではなく、
また行きたくなる
“安らぎのアミューズメントパーク”
西の方向にあります
そんな極楽の楽園は、
いつか
あなたも仲間いりを許され
到達できることができる。
その世界に
はいることができた人たちだけが眺められる
あの世の別世界。
『ありがたやありがたや』
…のパラダイスです。
この世が辛く厳しく、
苦しみの連続である限り、
また、
生きとし生けるものに
寿命というものが存在する限り、
日々死の恐れを抱えて生きる現実。
でも、
そのイヤな出来事
ひとつひとつがあの世とつながる階段で、
解決していくたびに
一段一段のぼることができる。
だれにでも
その可能性をそなえているのですから、
気長に
焦らずのぼっていくことにいたしましょうか。
方法がわからず彷徨ったときは、
知恵を求めて
さあ近くのお寺さんへGO!
答を導く前に
こころ清浄なわたしになって、
極楽を体現できますその空間に遊んでみましょう。
そして、
気持ちが躍りはじめたなら、
お寺の良さに触れて
嬉しいわたしになれた証。
そんな嬉しくなるお寺をおいくつお持ちですか?
なにも
拝観料を納めてまで探さなくても大丈夫。
あなたの住んでいる街にも
お寺さんは数えきれないほどたくさんあるはず。
今日のように
雨の日だからこそ濡れたお寺が素敵です。
週末の雨模様に佇む聖域の姿を求めて、
お気にいりの傘をひろげましょう。
傘が…
降りつづく雨からカラダを守ってくれるが如く、
人生の憂いの雨模様から救ってくださる
【仏さま住むお家】へと遊びにいきましょう。
手土産は…
少々の小銭さえあれば…よいですよ…和尚のひとりごとでした。
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