和尚のひとりごと “わたしを待っていたのは…あなただったのね…おまちどうさま”
週末ごとに
よく雨が降りましたが、
満開の桜の花びらを大地へとはこび、
その水の流れに浮かんだ
ピンク色の舟は、
大きな川に出会って、
街中のあちらこちらから流れてきた
仲間たちといっしょに、
それぞれが見ていた景色を語りあいながら、
お日さまに輝く
水辺を漂っているのかもしれません。
その様子を眺めながら、
水面を駆けぬけていく風が、
『この春も美しい景色をありがとう』
と伝えているのでしょう。
自然が織りなす風景に、
目だけではなくて、
こころの耳をかたむけてそっと訪ねてみる。
そんな楽しみ方ができるのも
春ならではのひとときです。
新型コロナウイルスによる感染拡大、
この街の感染者報告も
一週間単位のまとめで発表…と変わり、
徐々に
受け容れて暮らす時間へとなってまいりました。
大きく日本列島全体から見ますと、
感染者の数が多いところ、
減少のところと
ハッキリしてまいりましたので、
その街ごとの対応で、
新しい将来の生活様式がはじまることは、
いいことだと思います。
でも、
そこにはひとりひとりの危機感。
けっして甘く見ないことだと思います。
わたしがよければではなくて、
まわりの命も考え行動する、
そして対応することが大切です。
そりゃ、
一年以上
不自由な時間をお願いされてきたわたしたちですから、
ちょっと
まわりの人たちのことを忘れることもあります。
2020
東京オリンピック
聖火リレーの様子を報道で見ておりますと、
たくさんのひとたちが沿道に。
それがまた、
感情をもって生きている
“ひと”ということですから致し方ありません。
リレーが残された都道府県、
主催者の指示に従うみなさんであってほしいものです。
さて、
そろそろ桜の季節も終わろうとしています。
でも、
そのうしろにひかえている新緑の季節が、
わたしたちを誘う支度を進めております。
どんな世のなかになっても必ず四季は訪れる。
その従順で、
律儀な姿に
学ぶべきことがたくさんあるなと思うわたしです。
そこで終わりじゃない、
つぎがまた素敵な風景なんだと。
そんなわたしになれたなら、
ひとと出会って知り合う楽しみが、
もっともっと倍増するのではないでしょうかね。
『わたしを待っていたのは、あなただったのね、おまちどうさま』
と嬉しくなるわたしになりたい…
青空高し水曜日、
午前中のひととき、この時間なのです…和尚のひとりごとでした。
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