和尚のひとりごと “いつものあいつを…知っているわたし”
三月も一週間が過ぎようとしております。
日曜日の見あげた空は灰色。
昨日とちがって
少し肌寒い一日になりそうです。
そんな季節と季節の狭間にあって、
今日も
縁結びのお参りに訪れてくださる
みなさまに感謝を申しあげます。
こうして、
長くお寺の扉を開放して
有縁無縁のみなさまを迎えることも
まちづくりと信じて今日まできました。
磐田市に、
こんな自由なお寺があるんだと。
そして、
その場所がこころのより所になるのであれば、
法施(ほうせ)のできるお寺として
お役にたてるのではないかと。
これをつづけていくこと、
きっとわたしと同じ思いで
お寺を変えていこうとされる和尚さんが
またひとり生まれてくると。
まちづくりの大事なことは、
市民ひとりひとりが我が住む町を大好きになること、
そして、
自慢したくなるものひとつ、
だれにでも伝えられるようになることです。
そこを訪ねて
知ることの嬉しさがあるから、
来てよかったと思ってくださる。
ここがそんな場所のひとつ、
一助になればいいなと
つづけているわたしですが、
あと一ヶ月少しすると、
磐田市長選挙、
磐田市会議員選挙があり、
選挙カーから響く声で
街中が賑やかになることでしょう。
新しい春を迎え、
えらばれるリーダーには、
わたしの思いを叶えてくださるような、
そして可能性がある、
そのようなひとに一票をと考えております。
そういえば、
市会議員選挙に立候補されるなかに、
わたしの知り合いが数名おられるようです。
当選の暁には、
ご立派な“先生”として、
市民のために
邁進されることと思いますが、
またまた知り合いから政治家が生まれますと、
みんな同世代でありながら
わたしとちがって立派な志をもってるなと。
地方の街、
ひとつのお寺の和尚として
終えていきそうなわたしより
一歩も二歩も先を歩いていくその背中に
『当選をめざしてがんばれ!』
と声をかけるわたしなのです。
ただ、
たとえ当選したとしても
“先生”とは呼べないな。
いつものあいつを知っているだけに…
いつもの呼び方で
声をかけてしまいそうなわたしなのです…和尚のひとりごとでした。
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