西光寺のブログ

ふたたびの週末は、

雨模様となりました。

夕べおそくから落ちはじめた雨粒も、

明け方を迎えると同時に、

楽しそうに足下で跳ねております。

濡れることに気をつかっていると、

こんな自然が奏でる

音色に気がつかないことが得てして多い

煩雑の世の中、

ときには、

心を静めて無となり、

気持ちは…

禅の世界に入りこむことも大切と感じる私、

雨音もよろしい、

濡れることもまた自然のままにです。

さて、

新型コロナウイルスによる

感染拡大の緊急事態宣言も、

感染者報告の数に

一喜一憂しながら、

推移を見守っているひとたち。

慣れてしまった心の隙間を狙っているウイルス、

まわりの知り合いに

感染者がだれひとりいないという

現実感が無くて、

気持ちが緩んでいるのでしょう。

でも、

感染者の数の裏では、

逼迫のなか

医療従事者のみなさんが目の前の命を救おうと日夜、

ウイルスとの戦いに臨んでおられます。

その負担を軽くするのは、

重症者をださないこと、

つまり

ひとりひとりが感染者として

ひろめることの無いようにStay…。

そして…自宅で過ごす。

自己防衛の用心さを忘れないように、

今日も

私の時間を楽しむことにいたしましょう。

政府から聞こえてまいります

ワクチン接種のスケジュールと

東京オリンピック開催に向けての準備。

はたして、

無観客での開催になるのか、

神の力で奇跡的に感染が抑えられていくのか。

これからの数ヶ月の動向が気になるところですが、

そんなことより

今日の生活のため動いてほしいという、

大きな声が国会議事堂方向にうねりとなって

おしよせているのはまちがいないと思う私です。

先日の地元仏教会の理事会、

ご葬儀の形も変わり、

お寺にお参りされる人影もまばら。

現在、

寺院が置かれた現状のお話しがなされました。

ひとりの和尚さんの力より組織の力、

そんな力でも、

もうどうにもならない変革を迎えた宗教界です。

衰退の道を歩むのか、

心のよりどころとして生き残っていけるのか。

ひとつわかっていることは、

その答えを得るために、

『いま』なにをするかです。

伝統を自らぶっつぶす力と

抵抗勢力を説き伏せる信念。

そこの和尚さま…

寺院の生き残りをかけて発想の転換とアイデアを、

さあ！腕の見せどころですよ…和尚のひとりごとでした。