和尚のひとりごと “ここのお寺は…私そのものということでしょうかね”
境内に
極楽を作ろうと思い立ち、
ひと月をかけて
ひとり
イルミネーションを飾って今日にいたります。
暗くなってまいりますと、
ときおり
見学に訪れて
散策されている人たちの姿をお見かけいたします。
ライトアップなどに
照らされた観光寺院を除けば、
もともと普通の、
そして夜間、
どこにでもあります
地方のお寺へなど訪ねる機会など
そう多くはありませんが、
夜もまた雰囲気があり、
また知らない寺院の一面に
接することができるひととき。
それだけでも
飾った意味があるかなと思います。
夕方五時を過ぎて、
すべてのイルミネーションに
照らしだされる時間は二時間ほどで少ないですが、
そのとき
そのときの瞬間の光に安らぎを得て下さるなら、
とても
意味のある輝きになると思いますし、
それをまた願う私なのです。
さて、
いよいよ師走の足音が聞こえはじめましたね。
ということは、
今年も残すところ
一ヶ月あまりとなりました。
今年は新型コロナウイルスによる感染拡大、
終わらない
パンデミックの影響とひろがりで
自由が遠くへとなった一年となりましたが、
最後の一ヶ月くらい
行動はひかえつつ心自由に過ごしたいものです。
そして、
お寺としましても、
残りひと月、
楽しく明るく
一年を〆ていきたいと思います。
本堂、
境内では、
クリスマスソングが響いて
参拝のみなさまをお迎えいたしております。
本堂のなかには、
“Merry Christmas”の文字が浮かびあがり、
書院の廊下の奥では、
風に揺れるサンタクロースが迎えてくれるお寺。
これだけでも楽しく、
気分も
明るくなれるお寺になっております。
このあたりでは、
あまり見かけることのない
お寺になっておりますが、
『私が楽しいなら、きっとみなさんも楽しいだろう』
この思いだけは無くすことなく、
私を表している、
私らしいお寺でありたいと思います。
ということは、
ここのお寺は…
私そのものということでしょうかね…和尚のひとりごとでした。
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