西光寺のブログ

七月のお盆の季節、

一日から,

少しの軒数ではありますが、

お経にまわっております。

もう、

今日の日付になりますと軒数も少なく、

ゆっくりと

まわらせていただいております。

八月のお盆を思いますと,

軒数的にはゆったりとスケジュールを組んで、

例年通りにまわっております。

しかし、

時節柄、

おさまることを知らない

新型コロナウイルスによる感染拡大の影響で、

このお参り自体を

お休みにされたお寺さんもあるようで、

和尚さんたちも

気を遣いながら

このお盆を迎えておられることでしょう。

しかし、

ご先祖の存在あっていまがある。

そう思いますと自然に感謝の心があふれ、

例年通り

お経を勤めてあげたいと思うのは、

あたりまえの気持ちかもしれません。

私も、

『今年はお経を遠慮させていただきます』

と連絡がとどいたなら

お休みにすればいいかなと考えておりましたので、

とりあえず

例年通りに連絡をさしあげ、

そのほぼすべてのお家において

お経を勤めさせていただきました。

きっと、

このご利益で、

ご先祖さま、

これからも見守ってくださる存在となって、

心の安寧を贈りとどけてくださることでしょう。

私の方もお経を勤めさせていただけて感謝、

とてもありがたく思います。

心の部分の仕事、

それが私の使命であり、

お寺で生まれて育ち、

自ら選んだ僧侶の道が天職と信じております。

これからも

その生き方に変わりはなく、

心に寄りそえる住職でありたいと思います。

そのためには、

人と人として、

西光寺を訪れてくださるすべての人と、

この世にあります極楽の世界、

西光寺の世界でつながるご縁を大切にしていきたいと、

このお盆の時期だからこそ、

あらためてそんなことを思う、

令和二年七月十二日、

日曜日、

夕方の境内です…和尚のひとりごとでした。