西光寺のブログ

大型連休、

長い長い

外出自粛の数日間が終わりました。

テレビから見えてきます

連休最終日の様子、

京都をはじめ

超観光地では人の姿は消えて、

鴨川の流れに

静かな古都を描き流れております。

本来なら日本列島東西南北、

目的地より

帰ってきた人たちであふれる

東京駅のホームにも、

カラッポの車両が到着して、

全車両から数名の方がおりてくる現実に、

新型コロナウイルスによる感染拡大の影響は、

社会経済、

私たちの生活を脅かす存在として、

まだまだ

安心して

ウイルスと共存できる日が訪れるまで、

怖々の生活がつづいていき、

来年に延期された

東京オリンピック２０２０開催にも、

不安な影を落としております。

早期の日常をとりもどしたいと

徐々に要請も縮小、

緩和されていくものと思いますが、

いったん、

心のモヤモヤが開放されますと、

もう…

人の動きをコントロールすることはできません。

たまりにたまった

気持ちを発散する人たちが大勢おられると、

個人的には思います。

この行動や様子がより一層、

出口地点を

遠ざけることのないように祈るばかりです。

地方では、

所によっては…

今日から臨時休業されていたお店もはじまり、

あらためて生きるためのスタートです。

気分的には、

暗闇でもがいていた昨日から

微かな兆しのきっかけを信じてのはじまり。

でも、

目に見えない存在は、

そんな人たちを何処かで伺いながら、

その隙間を

まだまだ狙っているのかもしれません。

五月…

皐の花薫る新しいスタートは、

それはまた

多難な道への船出となります。

歴史から…

私たちの生きる力を試されるように。

新しいスタートといえば、

わが家の末っ子。

今年の春に

高等学校を卒業して大学入試はすべて不合格。

いまも

いっしょに暮らしながら自分自身と向きあい、

彷徨いながらも

本当に向かいたい道を手探りしております。

今回の状況を思いますと、

大学に合格して

東京でひとり暮らしておりましたなら、

どのような

学生生活のはじまりになったことだろうと、

私自身思います。

不合格の連続は、

とても辛くて落ちこむことではありますが、

新型コロナウイルスによる

感染が終息するまで、

娘には、

ゆっくり考える時間が与えられたんだと。

“これで良かったんだと思います”

同級生たちの姿は、

先を歩き見えないけど、

きっと、

この状況のなか、

合格したらしたで

思いもよらない

悩みを抱えているのではないかと。

娘同様、

彼等彼女、

いまおかれた状況を乗り越えて、

故郷を離れ選んだ道をあきらめず、

ようやく迎える

スタートの日を待ちつづけてほしいと…

願います。

スタート地点のちがいと、

その距離の差なんか、

気にしなくても大丈夫。

『私は私』…が…

一番気軽で気楽です。

そうさ、

『人生は楽しくいこうぜ！娘よ！みんな！』…和尚のひとりごとでした。