和尚のひとりごと “国難と困難を終えたはじまりに…歩きたいと思った道を”
日曜日、
見まわす景色は変わらず、
鳥は囀り
木々は風に揺れる。
参道に落ちてくる
落ち葉のなんて優しいことか。
フンワリと着地した姿を
確認して友だちになった風が遠くへと、
木のうえから眺めて
憧れていた先の世界へとはこんでくれる。
緩やかな軌跡は
静かな空気に溶けこみ、
心の目でしっかりと、
その行き先を縁側から見ている私です。
ベンチの落ちつきは心を和ませて、
ジッと耐えて
動かない強さを教えてくれます。
行きかう人の姿が消えて久しく、
それでも
ときおり、
縁結びのパワースポットへのお参りに訪れるお嬢さんや青年たち、
お参りが終わって帰られたあと、
参道も淋しそうに
待ち人来たらずの時間を過ごしています。
心の目と
感性で感じることができたのであれば、
自然とひとつになり
安らぎを覚える。
きっと、
人は自然とともに生きて進化をしてきた。
その早い進化の時間の間に、
自然はおいてきぼり。
感性でつながり
自然を読んでいた私たちは、
なにか
大事な能力をしまいこんでしまったのか。
いまは、
あたりまえの景色として
見過ごしている。
そっと、
耳をかたむけて澄ましてみると
三百六十五度に上下、
自然が奏でる音につつまれていることに気がつく。
いまだからこそ、
仕舞っていた感性を引きだしからだして、
私だけの楽しみをさがしてみよう。
いまが無理なら
落ちついたその日、
ただの私になってでかけてみよう。
余計な知識や学問は必要なし、
見るものすべて、
聞くものすべて、
そして心が感じるものすべて、
一体となって、
まずは生きている…
いいえ…
生かされている私を喜ぼう、
困難を乗り越え命ある私に、
生きとし生けるものすべてに
『うれしいよ』
と語りかけながら、
あなたが信じた、
あなたの住む街にある…
ミラクルパワー街道(ロード)を歩いてみよう。
国難と
困難を終えたはじまりに
歩きたいと思った道を…和尚のひとりごとでした。
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