和尚のひとりごと “一枚…ワンコイン500円”
オリンピックが開催される年、
閏年の2020年です。
ずっと
昔のひとりごとにも書かせていただいておりますが、
ここ数年の御朱印ブーム、
訪れる方の何人かは、
相変わらず
帳面を持参されての参拝が続いております。
私がお寺にいるときは、
書かせていただいておりますが、
留守で書けないことも結構あります。
まあ、
本来、
ずっと
住する職であるべき私の立場ではありますが、
とどまらず外の風を求める私…
そこのところも
ほかの和尚さまと比べますと異端児すぎる私なのでしょうか。
そんなに高僧、
偉くなりたい気もなく、
その人間性の価値を上げて下さるのは、
まわりの人たちだと信じているからです。
さて、
けっしてコレクションではなく、
自らの足で参拝をして自らの心と向きあう、
そして、
その証として御朱印をいただくことは、
修行として
とてもいいことだと思いますが、
帳面に押された場所の数ではなく、
これからも
そのようなみなさまの御朱印を…
押させていただきたいなと思う私でもあります。
そして閏年の今年、
各神社仏閣、
御朱印に書かれたり、
押されたりします日付の二月二十九日…
これが数年に一度の数字と思いますと、
ある意味、
貴重な数字でもあると感じる私です。
そんな数字のご縁を結びに、
今日の一日、
自分自身と向きあう時間をおつくりになられて、
お近くのお寺さまに出かけてみるのも
いいことだと思います。
新型コロナウイルスによる感染拡大がひろがり、
人混みのなかを訪れることを思えば、
静かな空間が待っている聖域に
足をはこばれることも悪くはないと思います。
御朱印と日付のみでありますが、
よろしければ…
希望者のみに特別御朱印…
富士山と磐田のお茶と暴れ天竜と西光寺…
そして、
やさしい日限のおじぞうさま。
静岡県遠州地方の景色が…
その紙のなかにひろがっております。
おなじひろがるなら、
新型コロナウイルスがひろがるよりはいいよね。
一枚…ワンコイン500円でございます…和尚のひとりごとでした。
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