和尚のひとりごと “16000人分の物語があります”
京都マラソン2019が終わりました。
二月十七日…日曜日。
昨年を思いますと、
とても暖かな始まりとなりました。
集合場所であります西京極総合運動公園に到着したのは午前六時。
マラソンを支えてくださいます
スタッフのみなさまも大勢集まっておられました。
本当に感謝です。
みなさまの力があって大会が運営されます。
京都を訪れてくださったランナーへかけていただける地元の温かさは、
また、
つぎも来ようと思うほどの嬉しさがあります。
私にとりまして10回目のフルマラソン。
気合いも十分、
無理しない遊び部分も十分。
京都のコースは、
観光ランができる素晴らしい道のりです。
走っても歩いても
世界遺産古都京都の歴史につつまれながらの最大6時間。
苦しい苦しいと思うばかりなら、
数年も走りつづけてこないでしょう。
そこには、
ゴールまでの物語があり、
参加されました16000人分の物語と、
沿道につづく人たちの声援、
またその方々にも物語があります。
その楽しさがわかるから、
42.195キロという距離に臨むのだと思います。
そこには、
全員の思いが叶うというものではなくて、
関門という壁が立ちはだかります。
制限時間内に通過された方々のみゴールが待っている。
その手前で棄権扱いになり、
これもまた
毎年涙を流されるランナーもおられます。
十分練習を積みあげてきても思わぬ足の故障を起こしたり、
もうちょっとだったのにと、
悔しさをにじませる大会になることもあります。
今回も
足をひきずりながら
先を目指しているランナーの姿をコース途中で見ました。
でも、
最後まであきらめないのですよね。
やっぱりそこには、
ご本人だけの物語があるんです。
さてさて、
私といいますとウォーキングを交えながら5時間8分…
42.195キロのゴール地点であります
平安神宮の鳥居までもどってきました。
後半の坂道はウォーキングで対応、
30キロの壁を越えた先も観光ウォーキング、
完走時間より自分の物語を心と足、
身体全身に刻んでまいりました。
しばらく休んだら、
またどこかの街、
42.195キロのスタート地点が私を誘います。
そのときまで
もっともっと走ることの喜び、
いいえ、
走れる喜びをたくさん感じて、
いつもの私の道へと駆けていきたいと思います…和尚のひとりごとでした。
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