和尚のひとりごと “行ってよかった”
ひとりごとにも書かせていただいた
東北のひとり旅からもどって来ました。
お天気は曇り空で気温は若干低め。
この時期の東北地方を感じられる空気感と風の流れでした。
昨年に続いてのマラソン大会の参加。
宮城県のみなさまは温かく、
人の心にあふれる沿道の風景でした。
足を痛めて数ヶ月間、
走ることも控えて参加した大会。
とにかく復興の一助と昨年の感動が忘れられずに、
ただ仙台市を目指して東北新幹線。
そのゆるやかな体感をカラダに感じながら目的地へと。
走れるところまでいってみようじゃないかと、
自分自身に言いきかせて望んだ
42.195キロの道のりでした。
練習不足で足の痛みが出てくるのは当然、
しかも数日前に両足が靴擦れとなり、
自己流の治療で五日間を過ごし、
痛みとともに向かった今回のひとり旅でした。
とにかく、
靴擦れはフォームを崩してしまう痛み。
途中、
痛みがではじめないためにはどうしたらいいか。
40キロを越える距離と長丁場をどのように乗り越えていくか。
いろいろな思いが頭の中を巡った前日の土曜日でした。
本番当日を迎え、
午前四時に起床。
朝のお風呂で目を覚ませ、
両足の患部を養生、
これで行こう!
と宿泊先の部屋を出ました。
実際にスタートしたあとは、
ありがたいことに
心配していた靴擦れの痛みは無く、
なんとか十数キロを過ぎました。
あとは、
両足の筋肉がどこまでもつのか、
ただそれだけに神経を集中させながら先を目指して行きました。
もちろん無理はできません、
少しでも足に違和感が出てきたときは走るのをやめて徒歩へ。
歩くことによって
違和感が解消されたならまた走り出す。
そのくり返しで後半も望みましたが、
最後の10キロは足の筋肉が痙攣をはじめる予感が。
ここは…無理はできないから歩こうと。
両足が痙攣をおこしたらもうゴールが遠くなってしまうから。
ゴールが閉められてしまう制限時間を確認しながら走ったり歩いたり。
手元の時計を見ながら、
もう最後まで歩いても大丈夫だろうと
そこまで頑張ってくれた両足を労るように、
復興を遂げた道を歩き続けてゴールまでたどり着きました。
無茶で無謀なことではありましたが、
人生…
そんなチャレンジに望む時もあるものなのです。
制限時間…6時間がそこまで迫る夕日に照らされながら、
オレンジ色につつまれた私です。
…『行ってよかった』
“東北・宮城復興マラソン2018”
…和尚のひとりごとでした。
コメント
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酔芙蓉さん
ご無沙汰しております富士山は…もう雪景色ですね。
お住まいの街も
秋から冬へと
目に見えないところで
支度が進んでいることでしょう。
どうか、
気候と気温の変化に負けぬよう
お身体をご自愛下さいね。時として…
会わなければよかった…とても意味深で心にとどきました。
はい、完走してまいりました、
無茶にご理解をいただき
ありがとうございます。流石です。
おもろい和尚より
おもろい和尚さん
お久しぶりです。
久しぶりにひとりごとのブログに
立ち寄りました。
こちらでは先日の寒い雨で富士山が
白化粧しました。
やはり、これからの冬山が一番です。
さて・・・『行ってよかった』と思える事が一番ですね。
時として行かなければ会わなければよかったと思う事が多々あります。
そして、無事に完走したことオメデトウございます。それと男のひとり旅・・・
人生・・・無茶で無謀なチャレンジも必要かもしれません。
それも人生の糧になる事でしょう。
酔芙蓉のひとり言でした
(^_-)-☆