和尚のひとりごと “馴染みになるなら…お店もお酒も一流…お洒落な大人でありたい私”
穏やかな週末の日曜日、
この時期にしては、
風が少し肌に寒さを伝えているでしょうか。
それでも
緩やかな時間が過ぎております。
このゆったり感がここを訪れる人たちを癒やし、
心を豊かにしてくれているのでしょうか。
木々を揺らす風の音がとても清々しく心安らぐ一日となりました。
もちろん、
その青空の下、
何人ものみなさまが縁結びのお参りに訪れ、
自分自身と向き合いながら手を合わせ、
この先に幸せあれと、
目の前の仏さまに願う姿がありました。
とても美しいものです。
さて、
夕べの私と言えば、
天竜川を越えて街へ。
浜松市内の繁華街を散策しておりました。
もちろん、
大人の私ですから、
馴染みのお店もあります。
数軒ではありますが、
そろそろちがうお店、
世界を広げることも必要と感じ、
グラスを傾けながらいっしょに語らう人の目的に合わせた、
お店の選択肢を広げるために、
新たなお店でもさがしてみようと、
狭い路地を歩いておりました。
あちらこちら、ネオンが輝く昔ながらの細い道。
看板だけでは、
どんなお店であるのか、
イメージや想像するしかないのですが、
一番必要なのは、
さて決めた!
と初めてのお店にはいる勇気です。
ドアの向こうにどんな世界が待っているのか。
連れてきてもらうことは気軽でいいですが、
連れて行く立場になってさがす、
もうこうなったら自分ではいるしかありません。
扉の向こう…
そこはパラダイスか、
それとも“しまった”と後悔するところか。
そんな葛藤をおさえながら、
まったく知らない初めてのお店の扉を開けてきました。
そこは、
お美しい女性たちがたくさん、
置かれたピアノでは生演奏、
カラオケの代わり、
歌をリクエストすると、
このピアノに合わせて歌えるらしい。
隣に座ったお嬢さんから
そんな情報を得ながら椅子で落ちついておりました。
雰囲気はとてもいい空気感。
大勢で騒いだりうるさいお客さまは誰もいない。
大事なお客さまや大切な人を伴って来るにはいいお店です。
でも、
今夜は情報を得たら目的は終わり。
つぎの機会に来れるようにボトルをいれて、
一杯だけ味わい路地につながる外へとでて来ました。
この夜は、
二軒ほど情報、
馴染みになれそうなお店とのご縁を結んでまいりました。
まあ、
和尚さんたちは、
お酒好きと言われますが、
私は、
どっちかというと
その時間の雰囲気を楽しめる和尚さんでありたいですね。
そのためには、
お酒への投資もケチってはいけません。
少々お高いお店でも、
そこに居場所があるなら私の居場所…
馴染みのお店になっていくのです。
それにしても美人揃い…
少々ではなくて…お高いお店でした。
これも大人のお勉強、
無駄にはならない私にとっての授業料なのです。
まだまだ歩いて行きますよ、
私を呼ぶネオン輝く路地の奥へ…あの先の向こうへと。
世のなかの大人の男の人たちよ、
みなもこうありたいと思う私なのです。
自分への授業料を使い、
お店もお酒も一流、お洒落な大人になりましょう…和尚のひとりごとでした。
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