和尚のひとりごと “蝋燭の灯火の如くあれ”
恋愛成就・縁結びパワースポットとして
その名前が広がってきたおかげで、
地元のみなさまだけに限らず
遠方よりお参りに訪れてくださる方々もおられます。
これは、
とってもありがたいことですが、
私がこの磐田市を訪れ、
西光寺にはいった二十代の頃を思いますと、
想像もしないことです。
とにかく、
長い歴史を守り続けてきました寺院が
縁結びのパワースポットになるなど思ってもみなかったことです。
極楽におられる
歴代の三十八人の和尚さま方も目を丸くしておられることでしょう。
これもすべて、
友人である霊能力者、
安寿とのご縁がはじまり、その不思議さを感じております。
よく、
知り合ったことは偶然ではなくて必然といいますが、
過ぎ去った過去を思い返しますと、
彼女との縁もそんなことを思うことがあります。
ただ、
こんなご縁がなくても本来の寺院というのは、
なにか
悩める人をひきつけるものがあると思うのですが、
いまの世のなか、
ひきつける前に
無縁の人たちを閉ざしている寺院が多いと思います。
とくに地方の寺院には、
きまった人たちの寺院というイメージがつくりあげられ、
そのお寺さまにおられます和尚さまの本意ではないところで、
そんな見方が
一人歩きしているところがあると思います。
もちろん個人的な思いではありますが。
お寺を訪れ
静かに手を合わせて自身との心と対話する、
寺院とは本来、
そんな場所であると感じるのです。
だからこそ、
うちを訪れてくださる方には、
いつもそんな心で接している私です。
もちろん、
それだけが寺院の背負った役目ではありませんが、
本来
生きている人のための寺院であるという気持ちは、
これからも変わらないと思うのです。
蝋燭の灯火の如く、
暗き道の先を照らしだす明かり、
それを消すことなく守り続けている寺院、
いまを任されたそれぞれの和尚さまたちは、
本当に立派でたいしたものだと思いますね、私より。
でも、
そんな異端児、
ほかの和尚さまとは違う私が大好きな…私でもあるのです。
…だから、これからもよろしゅうに…和尚のひとりごとでした。
コメント
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先日は、
西光寺にご参拝を賜りありがとうございました。
またご丁寧にお便りを届けていただいてありがとうございます。
有名、無名、どんな肩書きを持っているお寺さまでも、
一番大事なことは、
そのお寺の持つ価値や値打ちではなく、
参拝に訪れた方々の心にどう印象が残り、
安らぎを得ていただけるかだと思います。
磐田市の住宅地のなかにあります
このお寺を知って足をはこんでいただけただけでも、
良縁の始まりです。
また、
新しい年になり
お近くにいらっしゃるときがございましたなら、
またお参りください。
いよいよ
これから本格的な冬の寒さが到来いたします。
お身体をご自愛され素敵な新年をお迎えください。和尚
12月4日に友人と御詣りさせて頂きました。
和尚様が丁寧に説明して下さって、また私達の好きなアーティストのお話も伺えて嬉しかったです。ありがとうございました。
暫く居させて頂き清々しい気持ちになりました。また伺いたいと思います。
年末お忙しいかと思いますが、お体に気をつけて良い年をお迎え下さい。